トルマリンの世界






[癒しを与えるトルマリン]


トルマリンの持つ電気特性は多くの科学者の注目を集めた。
その一人、雷電気の研究で有名なベンジャミン・フランクリン。彼は友人のハーバーデン博士から二つのトルマリンの結晶を送ってもらい、とてもおもしろがってさまざまな実験をおこなっている。
一つの実験では、トルマリンの指輪をつくり石の部分を回転するように細工したのである。
さまざまな方向に石を向けては電気的吸引力を研究したところ、吸引力は、方向に関係なく、吸引力というより体温の上昇によって、増加するこをはっけんしたのです。
また、トルマリンに卵の白味を塗り付けその上に金箔を張りつけると、吸引力がアップすることを発見している。
今日は、この力は、静電気であることや、結晶によっては、加熱することにより、一端にプラス、他端にマイナスの電気を発生することを、
逆に冷却すると、その極性が逆転することも見出されている。
こうした特殊なトルマリンの電気的特性の発見は、さまざまな科学分野の人々に影響を与えた。
その一人、W・トーマス・フェルニー医学博士
その当時トルマリンを構成しているのは、珪酸(けいさん)、酸化アルミニューム、酸化炭素、硼素酸ソーダ、鉄の酸化物、フッ素であるとされていた。
フェルニー博士は、各成分の効能を次のように説明している
珪酸・・・・足の過度の汗をコントロールし、腎石を癒す力を持っている。
酸化アルミニューム・・・・生殖系と粘膜に働きかけ、分泌力の不足が招く病気をかいぜんする。
酸化炭素・・・・リンパ腫の腫れを軽減する。
硼素酸・・・・喉痛に用いる。

トルマリンの粉をごく微量摂ることにより、医療効果があると、主張した。
またフェルニー博士は、トルマリンの医療への用い方をさまざま研究した結果、
「このような医学的に有効な成分を含むトルマリンを治療に用いるには、化学薬品を摂るより、身に付けることである。」
と、結論付けている。
微量のトルマリンを摂るにしても、トルマリンそのものを身につけるにしても、これらの方法が医学本流にそった方法ではないことはいうまでもないことですがかれの著した「ジェム・ストーンの癒す力とオカルト」(1907年)は、後々まで多大な影響を与えてきた。

[トルマリンの可能性 ]
今日は光学機械の分野で広く用いられ、潜水艦の水圧測定器に組み込まれ、放射能測定の技術にも、応用されている。
太平洋戦争時には、原子爆弾の圧力が測定できる唯一の物質でもあった。
産業に応用される鉱物としてのトルマリンは、鉱物の持つ磁性や、電気性、放射能は、さまざまな応用分野を拓いてきた。
宝石として仕上げることのできる透明性と美麗な色彩に富んだトルマリンの産出量は、まだまだ少ない。
トルマリンを応用した健康グッズも多く開発せれつつあります。


[CMパーキンソンによるトルマリンの夢]
ヒーリング世界の話ですがトルマリンの夢を見る場合次のようなメッセージが隠されているといいます。

ブラックトルマリン・・・・もっともミステリアスな石
              このトルマリンは、夢の中の場所や時間、人物、行動をおもいださせ、
              感じたことを解釈しやすいようにしてくれる
イエロートルマリン・・・・友と過ごすリラックスした楽しい日々の来ることをあらわしている。
ピンクトルマリン・・・・・親しい友人にやさしさと慶びを見出すでしょう。
ブルートルマリン・・・・トルマリンの夢は正直であるという。
ブラウントルマリン・・・あなたの判断は正しく目的意識がある、ということを示している。



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